「日曜日に半日ばかり署を空けて、喫茶店で珈琲の一杯ぐらい飲んだってバチは当たるまい」
京極夏彦: 京極堂シリーズ邪魅の雫(講談社, 2006/9)
第1章(p14-37)より。
地図上でマーカーを置いている住所は神奈川県警察津久井警察署のもの。津久井署は1886(明治19)年に開署して以来、所在地が変わっていないそうです。
津久井署署長の石井莞爾は西田新造のアポイントのために勤務を抜けてきた様子。普段からあまり休みが取れず、当日も日曜日ということは休日出勤なのでしょうか。待ち合わせ場所を指定したのは石井のようですので、何かあれば直ぐ職場に戻れるように茶房松木はさほど離れていない場所にあると推測してみました。
会話に登場する相模湖は、1947(昭和22)年に完成した人造湖。1953(昭和28)年8月の時点では誕生から5,6年しか経過していない、まだできたての状態ですね。
[1]
津久井町は2006年3月に神奈川県津久井郡から同県相模原市に編入された。
参考
神奈川県警察 津久井警察署ホームページ
Wikipedia:相模湖町
邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版 | 四六版 狂骨の夢
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