発売から2週間経過したので、そろそろ読了メモのアップを開始しようと思います。 cf.京極夏彦:邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版の予約スタート ネタバレしていますので未読の方はご注意下さい。
あるような気はするが言語化するところまで至らない。……ど、どこかで読み間違えたのでしょうか。間違えたんだろうな。一体全体どうしたら良いのでしょう。
大鷹の人物描写を読んで、昔のアルバイト先にそっくりな人がいたのを思い出しました。
高校生だったわたしは大学生のその人の管理を任されたのですが、年長者に対する気兼ねと意思伝達の困難さにめげ、彼の研修期間が終了する直前、マネージャへ正式採用不可の進言をしたのです。
理由は「悪い人ではないが空気が読めないのでチームワークを乱す」
人材1人を採用するのにどれだけの労力とコストが必要か、骨身にしみている今ならわかります。上から見れば、自分こそ"空気の読めない"人間だったということが。
つまり伊庭や楢木ほどのマネジメントスキルを持ち合わせていなかったのですよ神崎は、というお話でもないような。(今回もオチないな……)
アナ派/ボル派? あなるこさんでぃかりすむとぼるしぇびずむ?
あなぼる→きょうさんしゅぎ→きょうさんとうせんげん→関口巽
ちょwwwタツミwwwニゲロオリゴ糖
あーっ、陰摩羅鬼の瑕でこみゅにすと云々といっていたのは伏線か! どうしてリバタリアンではないのかと悩んでいたのが氷解しそう。
……ところで幸徳井家って元々陰陽師の家系だとかなんだとか。
柳田國男については全然知らないのでとりあえずスルー。 ロシア・フォルマリズムからクロード・レヴィ=ストロースあたりが叩き台に18ペリカ。(絡新婦の理のときも構造主義の人だって思った) 中禅寺イクォール作者である京極夏彦、ではないです。
フレドリック・ジェイムソン: 言語の牢獄―構造主義とロシア・フォルマリズム
佐藤千登勢: シクロフスキイ 規範の破壊者
ロマーン・ヤーコブソン: 一般言語学
エルマー・ホーレンシュタイン: ヤーコブソン―現象学的構造主義
クロード・レヴィ=ストロース: 悲しき熱帯 1,
悲しき熱帯 2
クロード・レヴィ=ストロース: 神話と意味
クロード・レヴィ=ストロース: 野生の思考
クロード・レヴィ=ストロース: 親族の基本構造
文庫版 陰摩羅鬼の瑕と一緒に必死でミハイル・バフチンを読んでいた自分は何だったのだろうとたそがれてみる。cf.邪魅の雫、立ち読みファイルがUP
最初は必要ないじゃないかと思ったのです。だって関口が辛そうだし。(あの決め台詞を出すため、というのはナシの方向で!) でも再読するとあのシークエンスで中禅寺秋彦が語った物語は全てが外側("現時点での読者"含む)に対するものというわけでもなかったのでは、という気がしてきました。
つまり中禅寺と関口の間にのみ、成立する何かがあったのではないだろうか、と。ばかもののところとか、他の者は参加できないでしょう。たぶんだけれども。
この物語における権力者は誰だ?
わたしはいつか旧制高校同期の中野区在住コンビがお煎餅の入った菓子盆を投げあって大ゲンカの挙句、絶交宣言するのではないかと期待予測しているのですが。京極堂シリーズの世界(少なくとも旧制高校出身者チーム)では絶交がトレンドワードのようですしね。
まだまだ語り足りないので、次のエントリも近いうちに上げると思います。あ、地図も。
邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版 | 四六版 狂骨の夢
SeeAlso:
ルキーノ・ヴィスコンティや京極夏彦
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開口一番を関口一番と読み違えること